お知らせ

平成28年度分科会活動報告

HIV分科会          代表世話役 琉大附属病院 諸見牧子
講演会の開催、関連講演会の認定申請、関連施設間での情報交換、保険調剤薬局への
情報提供など

○専門薬剤師・薬物療法認定薬剤師認定講習会、関連講演会
分科会主催勉強会
1)第7回沖縄抗HIV薬勉強会
【日時】2016年4月24日 日曜日 14:00~17:10
【場所】沖縄県立南部医療センター・こども医療センター 2階講堂
【一般演題】
座長 沖縄県立中部病院  赤嶺 一姫先生
「抗レトロウイルス療法(ART)の導入を経験した一例」 県立中部病院薬局 伊波 寛史先生
「HIV担当薬剤師として初めて関わった症例」
県立南部医療センター・こども医療センター病院薬局 大屋 葵先生
「抗HIV薬の院外処方箋を受けて学んだこと」  ひまわり薬局 新江裕貴先生
「副作用によりABCとTDFを含まないレジメンへ変更した症例」
琉球大学医学部附属病院薬剤部 上原 仁先生
【特別講演1】
座長 琉球大学医学部附属病院 薬剤部 諸見 牧子
「HIVチーム医療の中の看護師の役割」
琉球大学医学部附属病院看護部 外来看護副師長 宮城 京子先生
【特別講演2】
座長 沖縄県立中部病院 薬局 呉屋 多恵子先生
「地域包括ケアシステムと連携する病院医療へ」 県立中部病院感染症内科 高山義浩先生

2)第8回沖縄抗HIV薬勉強会
【日時】2016年2月25日 土曜日 14:00~17:10
【場所】沖縄県立南部医療センター・こども医療センター 2階講堂
総合司会 琉球大学医学部附属病院 薬剤部 諸見 牧子
【講演1】
「現在の推奨療法とドルテグラビルに関する第Ⅲ相臨床試験の概説」
ヴィーブヘルスケア メディカルアフェアーズ部門 古賀 一郎先生・久和野 佑樹先生
「HIV感染症とその長期合併症について」
ヴィーブヘルスケア メディカルアフェアーズ部門 古賀 一郎先生
【講演2】
「沖縄県のHIV診療体制の現状」  琉球大学医学部附属病院 薬剤部 上原 仁先生
【講演3】
「HIVチーム医療におけるカウンセラーの役割」
琉球大学医学部精神病態医学講座 臨床心理士 大城 市子先生

他団体主催講演会
3)第8回沖縄HIV臨床カンファレンス
【日時】2017年1月21日 (土曜日) 13:00~17:15
【場所】琉球大学研究者交流施設・50周年記念館
【第一部】各種分科会
薬剤師部門:連携・地域間連携と職種間連携
「沖縄県における病院でのHIV職業的曝露後の予防内服整備状況」
琉球大学医学部附属病院 薬剤部 諸見 牧子
「患者のための薬局ビジョンと抗HIV薬の院外処方」
株式会社沖縄ファーマシー ひまわり薬局 管理薬剤師  新江裕貴先生
「HIV検査の実際」  琉球大学医学部附属病院検査・輸血部 臨床検査技師 石原美紀先生
【第二部】全体講演
「行政と連携したHIV診療の医療体制構築」
座長:琉球大学医学研究科 感染症・呼吸器・消化器内科学 准教授 健山 正男先生
「九州ブロックにおけるHIV診療体制の問題点」
九州医療センターAIDS/HIV総合治療センター センター長 山本 政弘先生
「HIV感染症患者の連携支援-行政との取り組みの実際-」
新潟大学医歯学総合病院 HIVコーディネーターナース 川口 玲 先生
「県内拠点病院における医療、診療体制の課題」
琉球大学医学部附属病院 HIVコーディネーターナース 宮城 京子先生
「沖縄県内の医療、診療体制の課題」
沖縄県保健医療部健康長寿課 結核感染症版 班長 山内 美幸先生
【全体討論】

○専門薬剤師・薬物療法認定薬剤師取得状況
HIV感染症薬物療法認定薬剤師
病院薬剤師 保険薬局薬剤師
2013年度 3名 1名
2014年度 2名
2016年度現在在籍状況
病院薬剤師 保険薬局薬剤師
3名 1名

○その他
・琉球大学医学部附属病院薬剤部がHIV感染症薬物療法認定薬剤師養成研修に係る研修施設に認定された。
・今後も認定継続申請のための講習会を年間5単位以上取得できるよう勉強会開催予定。
・専門薬剤師制度の中で唯一保健調剤薬局勤務薬剤師も取得できるので、広く声掛けを行う。

・HIV感染症診療は本島内の3拠点病院で行われているが、2016年度には県立宮古病院が自立支援病院としてHIV感染症患者の受け入れが可能となった。
・那覇市にも協力病院が設定される予定。

○今後の課題
・2016年度は講演会のテーマとして、診療体制の課題や行政との連携が取り上げられていた。
現在、患者さんが最も多く居住している那覇市には拠点病院がないが、今後那覇市の既存の病院が協力病院としてHIV感染症患者を受け入れる予定となった。
今後患者受け入れ予定の病院薬剤師と連携し、勉強会の開催、情報交換等を行う。
保険調剤薬局の先生方へも勉強会の参加を呼びかけ、患者さんが希望する薬局で院外処方箋を応需していただけるよう協力体制を構築する。